ギリシャ語翻訳 ( ギリシャ語 ⇔ 日本語 ⇔ 英語 )
ギリシャ語校正、ギリシャ語添削サービス
ギリシャ語翻訳と校正のページへようこそ。
アーロンランゲージサービス ( ALS ) では、ギリシャ語、日本語、英語間の翻訳サービスを幅広く提供しています。日本語文書をギリシャ語に、ギリシャ語文書を日本語へ翻訳します。また、英語文書をギリシャ語に、ギリシャ語文書を英語にも翻訳します。ギリシャ語、ギリシャ文化に精通した翻訳者が、ギリシャ語、日本語、英語のいずれかの組み合わせで翻訳された文書を、原文と翻訳文を比較チェックして原文の意味を損なわずに翻訳されているか、最終翻訳文書が適切に書かれているかを確認します。さらに、ギリシャ語ネイティブ校正者によるギリシャ語文書の校正、ギリシャ語文書の添削サービスも行っております。
下記の専門分野一例をご参照ください。その他の分野の詳細については、お問い合わせください。
取扱説明書 ( 工作機械、家電製品、医療機器、農機具等 )
仕様書、技術文書
ウェブサイト
ソフトウェア
コンピュータ / IT / 通信
特許
数学
自動車
航空宇宙
広報
広告 / マーケティング資料
ビジネスレター / 通信文
財務
ビジネス文書全般
スピーチ原稿
ニュースレター
新聞 / 雑誌記事
時事
政治 / 経済
医薬
物理学
生化学
法律
言語学
哲学
文化 / 芸術
料理 / レシピ
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ギリシャ語の主任翻訳者 ( ギリシャ在住 )
学歴 : 青山学院大学 文学部 英米文学科卒
翻訳言語 : ギリシャ語、英語、日本語 ⇔ ギリシャ語、英語、日本語
専門分野 : 企業ウェブサイト、ソフトウェアローカリゼーション、電子機器 ・ 工作機械マニュアル、広告、マーケティング資料、ニュースレター、ビジネスレター、官公庁文書、新聞 雑誌記事、スピーチ原稿、美術論文など
翻訳経験:日本、米国、シンガポール、ギリシャで15年以上
ギリシャ語 ⇔ 日本語およびギリシャ語 ⇔ 英語の翻訳、チェック、ギリシャ人翻訳者の評価と管理を担当。分かりやすい翻訳でリピートオーダーを数多くいただいています。
日本人翻訳者 ( ギリシャ在住 )
学歴 : ユニバーシティ オブ セントラルフロリダ、人類学部 卒
翻訳言語 : ギリシャ語、英語、日本語 <-> ギリシャ語、英語、日本語
翻訳の実務経験年数 : 米国、ギリシャで12年
専門分野 : 人文学、哲学、文学、芸術、小説、観光、政治、経済、新聞、雑誌、特許出願文書、広報、ビジネス、ニュースレター、料理、一般
ギリシャ語ネイティブ翻訳者
英語文学士。マンチェスター メトロポリタン大学で勉強。
英国マンチェスター工科大学で機械翻訳を専攻。
Institute of Linguists 翻訳科修了。
英 − ギリシャ語、イタリア語 — ギリシャ語、フランス語 — ギリシャ語、ギリシャ語 — 英語翻訳。
専門分野 : ホームページ、ソフトウェアのローカリゼーション、辞書、IT、医療、マニュアル、人文科学、哲学
ギリシア語ネイティブ翻訳者
学歴 : ケンブリッジ アングリア大学卒。フランス語 / ドイツ語文学士号取得(優等)
言語 : ギリシア語 ( 母国語 )、英語 ( 英国に4年間滞在。ライティング、スピーキング共に堪能 )、フランス語 ( パリに6ヶ月間滞在。ライティング、スピーキング共に堪能 )、ドイツ語 ( ケルンに6ヶ月滞在。ライティング、スピーキング共に堪能 )、イタリア語 ( ライティング、理解力共に中級 )、スペイン語 ( 基本程度 )
翻訳可能言語 : 英 ⇔ ギリシャ語、フランス語 / ドイツ語 → ギリシャ語
専門分野 : 政治 / 国際関係、セールス / マーケティング、観光、電子商取引、文学、IT、心理学、言語学、法律 / 金融関連記事、映画及びTV
ギリシア語ネイティブ翻訳者
最終学歴 : アテネ大学 ( National Kapodistrian University of Athens ) 法学部
イタリア University of Camerino に留学経験あり。 ( 法律専攻 )
翻訳言語 : 英語 ・ イタリア語 → ギリシャ語、ギリシャ語 ・ 英語 → イタリア語
専門分野 : 法律、ソフトウェア、コンピュータ、政治及び経済、ビジネス全般、音楽、映画など
ギリシア語ネイティブ翻訳者
英国 Polytechnic of Central London にて電気工学専攻( 理学士取得 )
英国 Tottenham College of Technology にて物理学、応用数学、純粋数学専攻 ( Aレベル )。
ケンブリッジ英検 CPE ( 最上級 ) 取得。
Institut Francais d' Athenes でフランス語習得。英語教師免許取得。
25年間にわたり翻訳業に携わる。締切遵守、信用第一をモットーとし、常に自己研鑽を怠らないプロ翻訳家。
言語 : 英語 → ギリシャ語、ギリシャ語 → 英語 ( 英国に10年滞在 )
専門分野 : 通信、衛星システム、ロボット工学、航空宇宙、航空電子工学、航空力学、コンピュータ&ITシステム ( ハード / ソフト / ファームウェア )、特許、エンジニアリング、エレクトロニクス、生化学、機械、自動車、土木建設、石油、物理学、数学、医療機器、薬学、統計学、経済、食品工学、法律 ( 契約書、許認可、遺言状など )、企業財務、ビジネスほか。
ギリシア語ネイティブ翻訳者
翻訳言語 : ドイツ語 ⇔ 英語 ⇔ ギリシャ語
ベルリンに4年間留学 ( 文学士 ) ドイツ語堪能。
翻訳経験 : 地元新聞社、企業との契約によりドイツ語 ⇔ 英語⇔ギリシャ語の通訳 ・ 翻訳
経験豊富。1997年 - ドイツ領事館専属通訳。
専門分野 : 銀行、保険、法律、医療、新聞、雑誌、文学など
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英語をはじめとするヨーロッパ諸言語の基礎となったギリシャ語。グリークアルファベット ( ギリシャ文字 ) は数学記号などに使われますが、私たちが見慣れているラテンアルファベットとは異なり、語形変化が複雑で大変難しい言語です。
しかし面白いことに、日本語と似ているところもあります。頻繁に主語が省略される点です。わざわざ 「 あなたは~ 」 などと言わなくても、動作の主体が誰であるのか分かるのです。日本語の場合は文脈などから判断しますが、ギリシャ語の場合は動詞の語尾変化で主語が誰なのかがわかります。分かりきったことは言わないのが基本です。非常に論理的かつ明快な言語といえるでしょう。
日本語は曖昧さを含む言語ですが、文化が違えば思考体系も文章構造も異なります。経験豊かなALS翻訳者は、この二つの特殊な言語の特質を熟知しています。ドキュメントの性質に適した文体で、ネイティブが読んでも自然で明快なギリシャ語、正しく分かりやすい日本語に仕上げます。
ALSでは、ギリシャ語から日本語へ、および日本語からギリシャ語へのダイレクト翻訳サービスをご提供します。他言語を介在しないダイレクト翻訳は、スピードと正確さをお求めのお客様に最高品質のサービスをお届けします。英語など他言語を通じた二重翻訳では、より時間がかかるだけでなく、二人の翻訳者 ・ 三つの言語を行き来するため、ソース言語がターゲット言語に翻訳されるまでの過程で単純なミスや微妙なニュアンスのずれが生じる可能性が高くなります。ダイレクト翻訳サービスなら、そうした間違いを防ぎ、後に変更・追加作業が生じた際にも、迅速かつ正確に対応できます。 翻訳料金は、原則として、翻訳原稿 ( 日本語またはギリシャ語 ) の文字またはワードカウントに基づいて計算いたします。
日本語からギリシャ語への翻訳
日本語からギリシャ語への翻訳では、ギリシャ語に関する深い知識のある日本人翻訳者とギリシャ語ネイティブ校正者を起用し、日本語原稿の理解およびギリシャ語に翻訳された文書の正確性を確保いたします。日本人翻訳者が翻訳した文書のスタイルを維持しながら、ギリシャ語ネイティブ校正者が、誤解が生じることなく理解されるギリシャ語になるよう校正をします。ギリシャ語に翻訳された文書の校正レベルは、ベーシックプラスです。高等教育を受けたギリシャ語ネイティブが書いたように見える高水準のギリシャ語翻訳文書へのリライトをご希望の場合は、ネイティブレベルになります。この場合追加料金が発生しますが、個別にお見積りいたしますので、ご相談ください。1ページ400文字あたり5,900円から承ります。
精度の高い翻訳が必要な極めて重要な文書の場合、少額の追加料金で、もう一名の日本人翻訳者による翻訳チェック作業を組み込んだり、もう一名のギリシャ語ネイティブ校正者による翻訳文書校正作業を加えることも可能です。また、翻訳、翻訳文書校正の両過程において、日本人翻訳者、ギリシャ語ネイティブ校正者を各ニ名ずつ起用することもできます。別途料金にてこうしたサービスをご利用いただけますので、お問い合わせください。
ギリシャ語ネイティブ翻訳者による日本語からギリシャ語への翻訳、日本人翻訳者によるチェックという翻訳ステップをご希望でしたらご相談ください。ご要望にできる限り対応させていただきます。
ギリシャ語から日本語への翻訳
ギリシャ語から日本語への翻訳の場合は、ギリシャ語に関する深い知識のある日本人翻訳者が翻訳を担当します。必要に応じてギリシャ語ネイティブとの相談も含みます。日本人の書く、自然な日本語文書に仕上がります。
一般にギリシャ語文書は日本語文書より明瞭に書かれ、ほとんど問題なく理解できるので、日本人翻訳者はギリシャ語文書をスムーズに和訳します。しかしながら、ギリシャ語文書の出来があまりよくなかったり、文化的な見地から不明瞭な点がある場合には、有能なギリシャ語ネイティブ翻訳者やライターが日本人翻訳者をサポートします。翻訳料金は、ギリシャ語原稿1ページ200単語あたり5,500円より承ります。
精度の高い翻訳が必要なきわめて重要な文書の場合、もう一名の日本人翻訳者を起用し、最初の翻訳者の翻訳内容チェック作業を組み入れることができます。別途料金にてこのサービスをご利用いただけますので、お問い合わせください。
ギリシャ語翻訳料金( ご依頼頂いた原稿に基づく換算 )
|
| 言語 |
一般文書 |
金融、PR、政治、社会、文化、 経済、科学技術、学術論文など |
医学、医療、特許、法律、抄録、 学術論文概要など |
日本語 → ギリシャ語翻訳
( 翻訳、ギリシャ語ネイティブによる校正 )
日本語原稿 400文字当り |
5,900円〜 |
6,800円〜 |
7,500円〜 |
ギリシャ語 → 日本語翻訳
( 翻訳、ギリシャ語ネイティブ専門家との相談 )
ギリシャ語原稿 200ワード当り |
5,500円〜 |
5,800円〜 |
6,600円〜 |
注) 一名の翻訳者によるギリシャ語翻訳料金です。さらに翻訳文の品質を高めるには、少額の追加料金で、もう一名の翻訳者によるチェック作業を組み入れることもできますし、日本語からギリシャ語への翻訳の場合はギリシャ語ネイティブ二名によるダブルチェックを受けることもできます。
翻訳料金は、原則として、翻訳原稿 ( 日本語またはギリシャ語 ) の文字またはワードカウントに基づいて計算いたします。
※ 上記ギリシャ語翻訳料金にはミニマムチャージがございますことをご了承ください。該当する分野とレベルに対応する1ページ分の翻訳料金をミニマムチャージとさせていただきます。
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ギリシャ語から英語へ、また需要の多い英語からギリシャ語への翻訳サービスもご提供します。 ALSのギリシャ語翻訳者は皆、英語が堪能です。日本語、 ギリシャ語間のサービスに比べ、割安な料金で高品質の翻訳をお届けします。英語の原稿をお持ちでしたら、このサービスをご利用ください。翻訳料金は、原則として、翻訳原稿 ( ギリシャ語または英語 ) のワードカウントに基づいて計算いたします。
ギリシャ語から英語への翻訳
英語ネイティブ翻訳者が翻訳を担当し、別の英語ネイティブがプルーフリードをします。英語ネイティブの書く自然な翻訳文書に仕上がります。1ページ200単語あたり5,000円より承ります。追加料金にて、もう一名の翻訳者による翻訳チェック作業を組み入れ、品質をさらに高めることもできます。お気軽にお問い合わせください。
英語からギリシャ語への翻訳
ギリシャ語ネイティブ翻訳者が翻訳を担当します。ギリシャ語ネイティブの書く自然なギリシャ語文書に仕上がります。1ページ200単語あたり5,000円より承ります。追加料金にて、もう一名の翻訳者による翻訳チェック作業を組み入れ、品質をさらに高めることもできます。お気軽にお問い合わせください。
ギリシャ語翻訳料金 ( ご依頼頂いた原稿に基づく換算 )
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| 言語 |
一般文書 |
金融、PR、政治、社会、文化、 経済、科学技術、学術論文など |
医学、医療、特許、法律、抄録、 学術論文概要など |
ギリシャ語 → 英語翻訳
( 翻訳、ギリシャ語ネイティブ専門家との相談、
英語ネイティブチェック )
ギリシャ語原稿 200ワード当り |
5,000円〜 |
6,000円〜 |
7,000円〜 |
英語 → ギリシャ語翻訳
( 翻訳、英語ネイティブ専門家との相談 )
英語原稿 200ワード当り |
5,000円〜 |
6,000円〜 |
7,000円〜 |
注) 一名の翻訳者によるギリシャ語翻訳料金です。1ページ当たり少額の追加料金で、第二の翻訳者による翻訳文チェック作業を組み入れて、更なる品質保証をすることもできます。
翻訳料金は、原則として、翻訳原稿 ( ギリシャ語または英語 ) のワードカウントに基づいて計算いたします。
※ 上記ギリシャ語翻訳料金にはミニマムチャージがございますことをご了承ください。該当する分野とレベルに対応する1ページ分の翻訳料金をミニマムチャージとさせていただきます。
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ギリシャ語文書の校正、添削もお任せください。格や性数に応じた名詞 / 動詞 / 冠詞などの複雑な語形変化や、訳語 / 言い回しなど、ギリシャ語ネイティブ校正者が丁寧にチェックします。 ( ギリシャ語文書のみ、お預かりします。 ) ギリシャ語校正料金は、1ページ200単語あたり1400円より承ります。詳細については、お問い合わせください。
| ギリシャ語校正料金( ご依頼頂いた校正用ギリシャ語原稿に基づく換算 ) |
| レベル |
一般文書 |
金融、PR、政治、社会、
文化、経済、科学技術、
学術論文など |
医学、医療、特許、
法律、抄録、
学術論文概要など |
| ベーシック ・ プラス |
¥7/ワード〜 |
¥9/ワード〜 |
¥11/ワード〜 |
ネイティブレベル ・
リライティング |
¥12/ワード〜 |
¥14/ワード〜 |
¥16/ワード〜 |
- <<ベーシックプラスレベル>>では、誤解が生じることなくギリシャ語ネイティブスピーカーに理解されるようお預かりした文書を入念に校正いたします。
-
<<ネイティブリライティングレベル>>では、ギリシャ語ネイティブスピーカーが書いたように見える一段と高品質な文書へと校正/編集いたします。
- 両レベルとも、ギリシャ語ネイティブスピーカーが校正を担当いたします。
※ 上記ギリシャ語校正料金にはそれぞれミニマムチャージがございますことをご了承ください。該当する分野とレベルに対応する4ページ分の校正料金をミニマムチャージとさせていただきます。詳細は、お気軽にお問い合わせください。
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ギリシャ語はインド ヨーロッパ語族に属し、3千年を超える長い歴史を持つ言語です。古代の碑文やパピルス文書、新約聖書、中世の写本及び印刷物と、ギリシャ語で書かれた資料もたくさん残っており、後にギリシャ語を元に生まれたラテン語を通じてヨーロッパ諸国の言語構成に大きな影響を与えたことは周知のとおりです。英単語のうちギリシャ語起源は約20%、学術用語に限れば50%を超えるといわれています。日本に定着した外来語の中にも、ギリシャ語起源の語彙が同じくらいの比率で含まれています。さらにギリシャ語の影響は、ロシア語、シリア語、ペルシア語、アラビア語等へも拡大しています。その文化と同様、ギリシャ語は人類の資産と言っても過言ではないでしょう。
ラテン語からはフランス語やルーマニア語など多くの言語が派生しましたが、ラテン語自体は衰退し、日常では使われていません。ギリシャ語はどうでしょうか。ホメロスの時代から現在まで、根本的には変わることなく、途絶えることなく、脈々と受け継がれ、語られ、記録され続けているのです。公用語と定めているギリシャ共和国、キプロス共和国をはじめ、イスタンブールのギリシャ人居住区など含めると、ギリシャ語人口は世界中でおよそ1800万人とみられています。
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英語圏の国々では、ギリシャ語は大変なじみのある言語です。アメリカを例にとると、その文化遺産の多くは、起源を辿ればヨーロッパ、古代ローマ、そして古代ギリシャから受け継いだものです。そこからさらに、東方やエジプト以遠へと遡ることもあります。
ギリシャ語は英語の中に浸透してしまっているので、例えば Xmas は Christmas と書くのが面倒だから省略しているのではなく、ギリシャ語の綴りにならって Xmas と書いているのだということすら、アメリカ人は日頃考えもしません。 ( 次項では英語に流入した多くのギリシャ語の例を、もう少し紹介します。 )
一方、日本ではギリシャ語の世界はあまり身近に感じられていないのかもしれません。というのも、Greek をカタカナで書く場合、 「 ギリシャ語 」「 ギリシア語 」 と二通りの書き方があるからです。辞書によっては、 「 ギリシャ語 」 しか載っていないものもあるでしょう。
しかし、 「 ギリシャ語 」と「 ギリシア語 」 を Yahoo! で検索してみると、どちらの表記も同じくらい一般的であることが分かります。ALSはこのページの初版を作成するにあたって、 「 ギリシャ語 」と「 ギリシア語 」を検索してみました。その結果、「 ギリシャ語 」 は212,000件、「 ギリシア語 」は66,700件、それぞれヒットしました。仮に「 ギリシア語 」 という表記が正しくないとしても、そう書くことがよくあるのです。Yahoo! の検索結果では、およそ25%が「 ギリシア語 」 派でした。この割合が変動しているか、もし興味をお持ちになられましたら、Yahoo! で検索してみてください。「 ギリシャ語 」と「 ギリシア語 」、どちらも現在でも一般的に使われているのでしょうか?
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ギリシャ語を借用している英単語の一例を挙げてみましょう。
charisma, crisis, triangle, telephone, technology, rhythm, cinema, triathlon, episode, philosophy, photograph, phenomenon, chaos, giant, microscope, encyclopedia......と、枚挙にいとまがありません。
日頃意識することはなくても、身近な単語から難しい専門用語まで、英語を通じて私たちはたくさんのギリシャ語を使っています。 Alphabetさえも、ギリシャ文字の最初の2文字、α ( アルファ ) とβ ( ヴィータ )からできた単語なのです。
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「 ギリシャ 」「 ギリシャ語 」といっても、日本ではあまり知られていません。もちろん、オリンピックを知らない人はいないでしょうし、アリストテレスやソクラテスに代表される有名なギリシャの哲学者の名前を聞いたことがある人はたくさんいるでしょう。しかし、西洋の文化、歴史におけるギリシャの重要性について分かっている人は、あまり多くありません。
日本、また日本文化の多くが朝鮮半島や中国を通じてインドに起源をもつのと同じように、西洋文化もその多くはギリシャに遡り、ローマ帝国を経て北上し、ヨーロッパへと流入したものです。今日、 「 我々のものの見方はあまりにヨーロッパ中心主義であり、その他の地域からの貢献を無視している 」 と主張する学者たちがいます。それは正しいかもしれませんが、西洋文化の基盤がソクラテス、プラトン、アリストテレスにある以上、やはりギリシャおよび偉大なギリシャの思想家たちの存在を無視することはできません。
アメリカの学校で通常教えている最古の文明は、チグリス ・ ユーフラテス文明です。かつて、メソポタミア、シュメール、バビロン、アッシリアなどの都市 ・ 地域が栄えた流域ですが、現在その大部分はイラン、イラク、シリアに属しています。この辺りは、有名な伝説的英雄の物語『 ギルガメシュ叙事詩 』 に詳しいところです。ギルガメシュ伝説は約4700年前に実在したギルガメシュ王をベースにしたものとみられますが、ギルガメシュからエジプトそしてファラオたちへと辿れば、近代科学、医学、テクノロジーの源泉の多くを見いだすことができるでしょう。
しかし、次に注目するのはギリシャです。ギリシャという国は西洋世界にとって特別な意味をもっています。というのも、ヨーロッパの人々が学ぶ最初の文明国家であるからです。現代的な文明の概念から言えば、未だ野蛮な国ではありましたが、当時の水準にしてみれば、かなり高度な文明を持っていました。世界初のデモクラシー ( 民主主義 ) が誕生したのもギリシャです。これも現代の水準に照らせば、デモクラシーとは言えません。女性、奴隷、非ギリシャ人、財産のない男性らには享受できないものであったためです。しかしながら、当時の他地域と比較してみれば、やはりギリシャはデモクラシーの地であったことが分かります。
ギリシャ人は驚異的とも言えるほど多くの科学 ・ 数学的知識、文学、歴史、芸術を生み出しました。いつの世にも三大数学者の一人に数えられるアルキメデス、史上最高の哲学者 ・ 教育者の一人であるプラトン、理想の医者像の原型となったヒポクラテス、『 イリアッド 』『 オデュセイア 』 の作者ホメロスなどの名前を挙げれば十分でしょうか。タレスは天文学や地理学の開祖であり、最初の顕微鏡が開発されるはるか以前に、レウキッポスとデモクリトスは 「 万物は原子からできている 」 という原子論を展開しました。
ヘロドトスは 「 歴史の父 」 として知られています。彼の史書はペルシア戦争に題材をとったものですが、西洋では皮肉にも、彼の著述は客観的でないとして長年にわたって取りあげられることはありませんでした。近年になってようやく、異分野の学者のみならず、歴史家の多くも 「 客観性というものはありえない 」 とし、「 作家は全知全能であり、そこに存在しないかのように振る舞うよりも、著作の中に登場するほうがよい 」 と見解を改めています。
またアリスタルコスは、地球が永久に傾きながら太陽の周りを公転していることを初めて系統立てて説明した人物です。
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ギリシャ語の文献は今でも相当量が保存されています。しかし、もしアレキサンドリア図書館が現存していたら、更にどれほどの文献が私たちに残されていたでしょうか。この北エジプトに建設された図書館には、紀元前3世紀以降、他に類をみないほどギリシャ文化が集約されていました。
アレキサンドリア図書館はギリシアのみにとどまらず、現代西洋世界のバックボーンとなるユダヤ教やキリスト教にも影響を与えました。多くのユダヤ人口を惹きつけ、古代世界におけるユダヤ人学者の最大の研究拠点となったのです。後にキリスト教にとっても、その思想の発展に寄与する一大中心地となりました。主にギリシャ語で書かれた蔵書は50万冊を超え、古典期にギリシャ語で書かれたほぼ全作品が揃っていました。アレキサンドリア図書館が現存していたなら、私たちは古代ギリシア世界で書かれたほとんどの書物を手に取ることができたはずなのです。
残念ながら、アレキサンドリア図書館は焼失してしまいました。建物があった場所から発掘されたものの中には、科学や歴史に関する書物があります。もし、これらの書物が完全に残っていたなら、産業革命が1500年早まっていたかもしれません。失われた書物には、ピラミッドやパルテノン神殿の建設方法、錬金術、植物の薬用法、ユートピア哲学などの情報が詰まっていたのです。古代ギリシャの知恵のどの程度が古代エジプトに由来するのかは不明ですが、これらの書物が示すように、その影響は明らかです。
アレキサンドリア図書館よりも規模の小さい図書館もありましたが、残念なことに、これも異教の書物を多く所蔵しているという理由でキリスト教徒によって破壊され、現在は残っていません。
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ギリシャ料理はおいしい!そのいくつかは絶品です。ただ、人によっては好き嫌いもあるでしょう。つまり、保守的で新しいものにトライしたがらない人もいます。ギリシャ料理は食べでがあって美味しい料理ですが、油を使いすぎると敬遠している人もいるようです。しかし、ギリシャ料理に使用しているのは良質の、おそらく世界でも最高品質のオリーブオイルなのです。ギリシャ産オリーブオイルは地中海式ダイエットの基本とも言えるもので、ギリシャでもその他の国々でも、ギリシャでとれる最もヘルシーな天然素材の一つと考えられています。
オリーブオイル
ギリシャ以外の国の人は、オリーブオイルは体に良いという学問的知識はあっても、ギリシャ産の天然オリーブオイルとは言え、いったい油が本当にヘルシーなのだろうか、と疑問に思うかもしれません。これについては、クレタ島の人々の食生活に答えがありそうです。彼らは肉を少なく、オリーブオイルや野菜、穀物を豊富に摂取しているため百歳を過ぎても健康で、科学的な裏付けもとれています。ギリシャのオリーブオイルは年産43万トンを超え、その75%以上がギリシャ国内で最高品質のエキストラバージンオリーブオイルです。
ここで、日本のお米や醤油に等級があることを思い出した人もいるでしょう。オリーブオイルにも等級があることをご存知でしょうか? ギリシャでは、オリーブオイルを6段階に分けて等級を定めます。この評価は大変厳正なもので、下手な工作をしようものなら、後にトラブルとなること必至です。オリーブオイルの6つの等級は、次のとおりです。
| 1. |
エキストラバージン |
非常に風味豊か。酸度1%以下。いわゆる一番絞りで最高級。 |
| 2. |
バージン / セレクト |
優れて美味。酸度2%以下。これも一番絞り。 |
| 3. |
ピュア / 食用 |
この段階でも美味とする人もいます。酸度1.5%以下。精製オリーブオイルとバージンまたはエキストラバージンオリーブオイルのブレンド。純度にこだわる人は手を出しません。私たちも避けたほうが無難でしょう。 |
| 4. |
精製 / 商業用 |
これ以下は、“エコノミー”なオリーブオイル。食用には不向きです。ALSとしては、ギリシャでこれをナスにかけて食べるなんてとんでもないと思います。説明もやめておきましょう。忘れましょう。
|
| 5. |
ランパンテ |
ギリシャ語では 「 ラバダ 」ですが、これは教会で使う蜜ロウソクのこと。酸度が高く、バージンオリーブオイルを精製処理して作ります。 |
| 6. |
サルフィード |
この語の意味は…知らなくてもいいですね。長い精製過程を経た産物で純工業用です。 |
ギリシャ人も工業用オリーブオイルには、あまり関心をもっていません。何と言ってもギリシャは世界最大のエキストラバージンオリーブオイル輸出国 ( 総生産量の70%以上がエキストラバージン ) なのですから。エキストラバージンおよびバージンオリーブオイル総生産量のうち、約3分の1が輸出用です。その多くがイタリアやスペインなど、質の高いギリシャのオリーブオイルを求める他のオリーブオイル産出国へ送られます。残りが国内で消費され、ギリシャ人を一人当たりのオリーブオイル消費量で世界一の国民にしているわけです。
ギリシャのオリーブオイル生産の歴史は5千年にも及びます。ギリシャ人が自国のオリーブオイルが世界でもずば抜けて最高、と言えば、イタリア人の多くは間違いなく反論するでしょう。どちらが最高であるにせよ、ギリシャのオリーブオイルはとにかく美味しい!
ギリシャ人は食べることが大好きで、正しい食事をするために時間をかけることを厭いません。アメリカにおける最大の問題の一つは、彼らがゆっくり腰を落ち着け、時間をかけて食事や会話を楽しむ術を知らない、ということです。ギリシャ人はそれを知っています。ギリシャ人の家庭で食事をするのは本当に楽しく、貴重な経験になります。レストランでも、ほぼ同様に素晴らしい食事を楽しめます。よくギリシャ人はキッチンをうろつき、品定めしてから 「 コレ。コレにするよ 」 などと言って注文を決めます。ギリシャに行ったら、あなたも真似してみるとよいでしょう。ギリシャ語ができない? 大丈夫、英語で通じます。もし英語が通じなかったら、気に入ったものを指差せばいいのです!
ギリシャ料理
私たちがギリシャで食べてみて大変気に入ったものをリストアップしてみました。まだ食べたことがなく、一度トライしてみたいと思うものも含めてお勧めします。
「 ザジキ 」 はヨーグルト、きゅうり、ガーリック、塩をミックスした大変美味しい白いスプレッドのようなもの。焼きたてのギリシャのパンに塗って食べると最高です。
ギリシャ語の 「 メリジャーナ ・ サラタ 」 は、ナスのサラダ。ギリシャのナスは美味で、パンにのせて食べます。
「 ティロサラタ 」 はチーズサラダのこと。濃い味で、辛いものもあります。パンに塗って食べるといいでしょう。そう、ギリシャ人は実によくパンを食べるのです!
ギリシャのオリーブには想像以上にたくさんの種類があり、その数はなんと100種類を超えます。中にはクセがあって、口に合わないものもあるかもしれません。でも、これだけの選択肢があるのですから、きっと気に入るオリーブに出会えるはずです。全部試してみてください。テイストに合うものが見つかりますよ!
「 スパナコピタ 」 はギリシャ風ほうれん草のパイ、と言うと、あまり食欲をそそられるようには聞こえないかもしれません。でも実際食べてみると、これがおいしいのです。
「 ティロピタ 」 はギリシャ風チーズパイ、「 クレアトピタ」はギリシャ風ミートパイです。そう、ギリシャにはおいしいパイが色々あるのですよ!
「 ホリアティキサラタ 」 はギリシャの田舎風サラダという意味。トマト、きゅうり、玉ねぎ、フェタチーズ、そしてオリーブの実が入ったおいしいサラダで、オリーブオイルにビネガーをかけて食べます。中でもフェタチーズが目玉です。
「 ファバ 」 は黄色いソラマメの一種から作ったディップまたはスープで、スプーンやパンですくって食べます。
「 コロキサキャ ・ ブラスタ 」 はオリーブオイルとレモン、好みによってビネガーで味付けした茹でたズッキーニです。慣れるまでに多少時間がかかりますが、慣れてしまうと病みつきになります。
「 パターテス ・ ティガニテス 」 とギリシャ語で言うと、何やら手の込んだ料理のような響きがありますが、何のことはないフライドポテトです。単なるフレンチフライなのですが、本当においしい!ギリシャはオイルが違うせいでしょう。
「 スティファード 」 はたくさんの小さなタマネギやトマトと一緒に煮込んだシチューで、ウサギかラムの肉、またはタコを使います。ギリシャ人も日本人と同じように、タコを食べるのです。もっとも日本ではタコのフライはあまりポピュラーではありませんが…。私たちはウサギを試したことはありませんし、ウサギなんて食べたがらない人も多いことも知っています。しかし、なぜかギリシャではウサギは特別なもので、牛はただの食用肉。文化の違いというところでしょうか。
「 ドルマデス 」 はお米と玉ねぎ ( 好みによって挽き肉も ) をブドウの葉で包んだギリシャ料理。これを書いているだけで、よだれが出そうです。
「 ムサカ 」 はイタリア料理のナスとパルメザンチーズのグラタンに似たオーブン料理。でも、それほどトマトソースは使いません。ナス、じゃがいも、玉ねぎ、挽き肉を油で炒め、シナモンを振りかけ、ホワイトソースをかけて焼いたものです。これは食べなきゃ損ですよ!
「 アンギナーレス 」 はアーティーチョークとじゃがいもをアブゴレモン ( 卵とレモンの ) ソースで仕上げた料理。
「 スブラキ 」 はギリシャ風シシカバブで、これも絶品!
ここに紹介したものは、ギリシャで味わえるおいしい食べ物のほんの一例に過ぎません。
フェタチーズ
前述したフェタチーズは、世界最古のチーズの一つ。ギリシャ産フェタチーズは柔らかいチーズで、羊のミルク、または羊のミルクと山羊のミルクを最大7対3の割合でブレンドしたものです。ギリシャ人にとって「チーズ」といえば、他ならぬこのフェタチーズ。フェタチーズは現在、欧州委員会の条例により原産地保護呼称(ギリシャ産のものにしか、 「 フェタチーズ 」 という名称は使えません ) と定められています。こうした中、ギリシャはフェタチーズを世界中に輸出しています。
フェタチーズは羊のミルクのみ、または羊のミルクと山羊のミルクの両方で作られます。前者は風味が強く脂肪分の多いチーズ、後者はさらに風味の濃いチーズとなります。フェタは同種の他の柔らかいチーズとは異なり、熟成するまでに最低2ヶ月かかります。白くて味が良く、ほんのり酸っぱくて芳醇な香り、それがフェタチーズです。柔らかいタイプと固いタイプの2種類あり、水分の多いソフトタイプの方がより甘みが強く、塩分が少なく香りも良く、辛味は少なめ。ハードタイプの方は塩分や辛味が強く、味と香りがより濃厚です。どちらもおいしいですよ!
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ギリシャは世界で最も人気のある観光地の一つです。かつてはタフな旅行者が何人か訪れるだけで、手付かずの自然も残っていましたが、それも昔のこと、今は旅行者でごったがえしています。それでも、ギリシャには静かで美しい島がたくさんあります。実際、ギリシャに約2,000ある島のうちの90%以上が無人島だとすると、静かな景勝地がそれだけたくさんあるわけです。人が住んでいる有名な島でさえ、見渡すかぎり人っ子一人いないビーチを見つけるのは、そう難しいことではありません。ギリシャを訪れる人はまずアテネから観光を始めるので、アテネはそうした旅行者で賑わっていますが、旅行者に最も人気があって、しかも私たちがおすすめしたいのは、ギリシャの島々です。
アテネ
しかし、ここは定石どおり、アテネから始めましょう。現代の公害と古代の美が妙に対照的な街、アテネ。アクロポリスのある街です。「アクロポリス」と聞くと、このアテネのアクロポリスを思い浮かべがちですが、これは英語で、“古代ギリシャの都市の城塞に囲まれた一画”を指します。アクロポリスは、軍事的な理由から丘の上に築くのが一般的でした。丘は攻め込んでくる敵を食い止めるのにもっとも都合が良かったためです。敵が丘の斜面を登りつつ攻撃を加えるのに力を要する一方、守る側は重力を利用し武器を使って敵の攻撃を阻止できるのですから。アクロポリスという単語は、二つのギリシャ語の単語、「 アクロ ( 尖端 )」と「 ポリ ( 都市)」からできています。アクロポリスにはパルテノン神殿をはじめ、たくさん見所がありますが、旅行者の多くは飛行機や電車、船でアテネに着くとアクロポリスへ行って、ほかに2-3カ所見て、それで終わりです。
アテネにはアクロポリスのほかにも名所がたくさんあります。アクロポリス周辺では、まずディオニソス劇場。この巨大な劇場を見ると、ギリシャ人にとって演劇がどれほど意味のあるものなのか納得できるでしょう。収容人員は約17,000人 ( ただし、現在は使われていません )。そして、ゼウス神殿。完成までに700年の歳月を費やし、ギリシャでも最大級のもの。まさに神々の王、最高神ゼウスにふさわしいと言えるでしょう。そして、第一回近代オリンピック ( 1896年 )が開催されたローマン・スタジアムは、この神殿の近くにあります。何世紀も前に建てられた古代オリンピックスタジアムを忠実に復元したもので、開催前年の1895年に完成しました。これらはアテネで観ることができる素晴らしい遺跡のうちの、ほんの一例にすぎません。このほか、アテネにはどんなものがあるのか興味を持った方は、ガイドブックを買うか、インターネットで調べてみるとよいでしょう。ここではページが限られているので、とても語り尽くせませんが、ひとつ覚えておいてください。ローマと同様、アテネは至るところ、遺跡だらけです。ローマでもそうですが、アテネの建設業者らは建設用地を掘り起こす時、運悪く重要な遺跡にあたってしまわないかと内心びくびくしているのです。これらギリシャの大規模で有名な建造物や遺跡は素晴らしいものです。でも、街角を曲がった時に目にする小さな遺跡や寺院の美しさに触れた時にも、きっと大きな喜びを感じることでしょう。それはおそらく、たった一人で、ギリシャの特別な地域の中の特別な場所に立ったときに感じる特別なひと時です。アクロポリスでは、このような特別なひと時を過ごせることは、ほとんどありえません。またアテネには、たくさんの博物館があります。お薦めしたいのは、アテネ中の博物館の中でも別格の国立考古学博物館。しかし、どの博物館でも、感動と美、そして歴史を感じるはずです。
ギリシャ本土 その他の地方
アテネ以外にも見ておく価値のある名所はたくさんあります。歴史を勉強している学生にとって行きたい場所はデルフィの神託所でしょう。何千年も前に巡礼者たちが神託を求めて通ってきたところをイメージしてみてください。巡礼者たちが羊や山羊を生贄に捧げ、巫女が腰掛けた近くから上がっている煙を吸い込むと、彼女は神がかったような熱狂状態になり、奇妙な動作をしながらギリシャ語と似て非なる言語で何か支離滅裂なことをつぶやきます。この意味不明な巫女のつぶやきを、聖職者が皆に理解可能なギリシャ語で、わかりやすい神託に翻訳して伝えます。この神託が、巡礼者たちの生活に、そしてギリシャの歴史にも影響を与えてきたと言われています。神々の御言葉と信じられていた神託にもとづき、ギリシャ人たちは戦争をし、仕事をし、個人の生活を営んでいたのです。
アトス山( 別名 「 聖なる山 」)は古い修道院が立ち並ぶギリシャ正教最高の聖地で、男性しか入ることのできない自治州になっています。外国人の訪問者は、1日につき成人男性10名、一人4日間しか許可されていません。そのため、順番待ちのリストができるほどで、また「滞在許可証」をもらうには複雑な手続きが必要となります。それでもこの岩の峡谷、木々の生い茂った山々、そして目を見張るような景色に囲まれた未知の世界へ行ってみたいと思うなら、値の付けようもない貴重な宝物でいっぱいの修道院があなたを迎えてくれるでしょう。もし訪ねた方がいらっしゃれば、是非その体験をお聞かせください。修道院及びこの自治州内で4泊できます。
エーゲ海の島々
アテネと本土のその他の地域にも見所はたくさんあるのですが、私たちがお薦めしたいのはギリシャの島です。
“一番新しい島“ ペロポネソス
ペロポネソスはかつて半島でしたが、100年ほど前、本土との間に運河ができて以来、“島”になりました。ほかの地方と同じく、ここも観光スポットに事欠かないのですが、2箇所に絞ってお話することにしましょう。まずお薦めは、オリンポス山。古代オリンピックが開かれた由緒ある土地です。ここでギリシャの男性たちは体中にオリーブオイルを塗り、全裸で競技を行ったのです。当時、オリンピックで優勝するということは、スポンサーにとっても競技者にとっても、今の日本で言えば相撲で横綱になるにも等しい名誉と地位を手中にできるということでした。オリンピックで優勝すれば、競技者は一生、王様のような暮らしが約束されたのです。そしてもう一つは、古代に強力な都市国家として栄えた地、ミケーネ。入り組んだ宮殿や古墳が発掘されています。ここで発掘された素晴らしい遺物 ( 主に金製品 )の多くが、アテネの国立考古学博物館に展示されています。
その他の島々
絵葉書や映画、テレビなどで目にする白い家々に青い海・・そんなギリシャの美しいイメージそのままの島がたくさんあります。これこそ、私たちが憧れるギリシャです。でも、たくさんありすぎて、どれからお話すればよいかわかりません。あの『ミロのビーナス』が作られた純白の大理石の産地、パロス島にしましょうか?それとも、3千年前の火山の噴火が崖に囲まれた火口の壮観な眺めを作り出したサントリーニ島?花が咲き乱れ、陽がさんさんと降り注ぐ楽園ロードス島?癒し効果で知られるスパのあるレスボス島?イタリアからフェリーで着く旅人たちが最初に目にするギリシャの地、コルフ島?ギリシャ最大の島、ミノア文明発祥の地、クレタ島はどうでしょう?半人半牛の怪物ミノタウロスが棲んでいたといわれるクノッソス宮殿があった地です。候補地はまだまだ続きます。ギリシャの島々は、そのどれもが私たちの心をとらえて離さない何かをもっています。それは世界に名だたる景勝地かもしれませんし、自然のままのビーチ、小さな遺跡、あるいはツーリズムとは未だ無縁のギリシャという国の一片かもしれません。フェリーでエーゲ海の島々を巡り歩き、ギリシャの美しさと歴史を感じとってください。
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古代の人びとは、その人生において常に物事の意味を探求し、それらを呪いや運命、そしてもちろん、神々と結びつけて説明していました。ギリシャ人の場合、まず何よりも神々が彼らの人生や歴史に影響を与えていると解釈していました。私たち現代人が実際に起こったと考えられる歴史と神話を区別するような場合でも、彼らギリシャ人はそうせずに神々を実在するものとしてとらえ、自分たちの歴史の一部とみなしていたのです。
従って、ギリシャの歴史は神々が万物を創造し、ギリシャを文明社会の中心とするところから始まります。ゼウスが父クロノスを退け、ティタン族を倒して神々の王に君臨するのですが、ギリシャの神々は現代西洋世界の神、つまり全知全能の唯一神の概念とは大きく異なります。ギリシャの神々は偉大な力を備えた不滅の存在ではありますが、嫉妬もすればすねたりもする、基本的に欠点も備えた人間的な側面も持ち合わせています。ですから、諸々の出来事は、神々のこうした個人的な性癖によって引き起こされたと説明されていました。無力な人間が神々の間の争いに巻き込まれることもありました。例えば、トロイ戦争などはこうした様々な要因が重なり合って起きたと考えられています。
最も有名なのは、“エリスのりんご”の話でしょうか。 「 不和の女神 」 エリスはある結婚式に招かれなかったことを恨み、披露宴に出かけて戸口から“最も美しい人へ”と書いたりんごを投げ込みました。これをめぐって、ヘラ、アテナ、アフロディーテの三人の女神たちが自分へ宛てたものだと主張。ゼウスは女神たちをトロイのイダ山へ行かせ、そこで誰が一番美しいか、羊飼いのパリスに決めさせることにします。パリスはアフロディーテから賄賂をもらっていたので、彼女を一番の美人に選びました。これがトロイ戦争の引き金となったのです。
また一説によれば、この戦争の原因はゼウスが娘のヘレンをヨーロッパ ・ アジア戦争の発端になった女として有名にしたかったからだとも言われています。
ギリシャの神々とギリシャ神話は西洋ではよく知られています。ギリシャ語とラテン語はその昔、西洋の学校教育で必須科目だったので、英語圏の学生はギリシャ語とラテン語を英語へ、非英語圏の国々の学生はフランス語やドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語など自国の言葉へ翻訳していました。その後ギリシャ語は徐々に姿を消し、ラテン語だけが必須科目になっていきます。1960年代には、アメリカの学生はラテン語が必須で、それを翻訳していたのです。
ギリシャ語は文明社会における共通語でしたので、人々は学校でギリシャの神々やギリシャ神話についても声に出して読んだり、また様々な引用文などを耳で聞いたりして学びました。神話の時代から何千年も経た現代でも、ギリシャの神々は西洋全域でよく知られており、ゼウスが神々の父であり、ハデスが冥界を統べる王であるといったことは、ほとんどの人が知っています。
ギリシャの神々は現代文化にも浸透しています。1979年の『 イフィゲニア 』は有名なギリシャの将軍アガメムノンの悲話です。アガメムノンは狩猟の女神アルテミスの聖なる鹿を殺したことから、女神の怒りを買ってしまいます。トロイ戦争で、彼はトロイ攻略に艦隊を送り出す立場にあったのですが、海はあいにくの凪。風を起こして艦隊を進軍させるため、まだ年若い実の娘イフィゲニアを犠牲に供するようせまられます。
ゼウスの息子で半神から不死の神になった英雄ヘラクレスについては、彼を題材にした映画が続々と世に送り出されています。1997年ディズニー制作のアニメ『ヘラクレス』は、ディズニー映画の中では傑作と呼べるものではありません。それでも、シュワルツネッガーのデビュー作 『 ヘラクレス ・イン・ ニューヨーク 』 より格段に優れていることは確かです。この映画は1970年に公開され、ゼウスの雷に打たれて放り出されたヘラクレスがニューヨークに現われるというものでした。そして1998年には 『 ヤング・ヘラクレス 』、1959年にさかのぼれば、スティーブ・リーブスの『ヘラクレス』とその続編 『 ヘラクレスの逆襲 』 などがあります。このほかにも、B級映画 『 Hercules and the Moon Men 』なども含め、たくさんの映画が製作されています。
一方、日本の神話に登場する神々は、日本を含め宇宙を創造するという重大な役目を担っていながら、日本の歴史や日本人の生活において、ギリシャの神々ほど重要視されてはいません。ギリシャの神々は、しばしば人間に化けて一般人にまぎれこみ、活動します。人間との間に子供をもうけ、人間に干渉し、自らも楽しみ、人間を助けたりもします。それは、私たちが抱いている 「 公明正大で賢い 」 神のイメージとはほど遠い、基本的にやりたいことをやる生き生きとした一個人にほかなりません。
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