マーケティング関連翻訳でのネイティブ ・ チェック、ネガティブ ・ チェックの重要性
日産“MOCO”という車種があります。“ 燃費がよくて、環境にもやさしい ”、よさそうなクルマなのですが、残念ながら“ moco ”はスペイン語では“鼻水”という意味です。
よく言われることですが、ネガティブ ・ チェックはほんとうに重要ですね。
前述のクルマにしても、スペインでも売られていたようですが、当然ながら評判はさんざんだったようです。スペイン語圏に進出するなら、なぜ事前にスペイン語話者にチェックしてもらわなかったのか不思議です・・・。また、どうしてもその音にこだわるならMOCCO、MOKOなど、綴りを代えるだけでもだいぶ印象が違ったはず。
米国人の友人に“カルピス”というネーミングについて揶揄されたことがありますが、日本国内だけをマーケットにしているなら、英語話者には 「 牛の尿 」 に聞こえるネーミングでも支障はないと思われます。合衆国ではちゃんとCalpicoと名を代えて売られていました。
商品を開発するときに、どこまでネガティブ ・ チェックをかけるか、ということは簡単には答えの出ない問いではあります。
日本の英会話学校のNOVAも 「新星 」 という意味から付けられたようですが、スペイン語では”It doesn’t work.”、 “No can do.” 「 故障中 」、「 使い物にならない 」 と いった意味になってしまう、という批評を複数の場で目にしました。確かに最近は日本にも南米からの移民の方など多いですが、英会話学校がターゲットとする学生はほぼ100%日本人だと思われます。「 NOVAってどういう意味だろう? 」と気になった方はまず英語の辞書を引くだろうとは推測されますが、フランス語やスペイン語の辞書をまず引くことはないかと。
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もちろんご自分でいちど対象国の言語の辞書を使って調べることも有効ですし、googleなどの検索エンジンを利用することも役に立つとは思われます。が、 前述のNOVAの例など、スペイン語ではNo va.と2語で \表現されるので、普通にNOVAで調べてもネガティブ
な意味は出てこないのです。辞書や検索エンジンが万能ではないという一例でしょう。
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